硯
2026年3月4日放送~3月11日放送(全2回)
硯①
2026年3月4日放送
今回は硯。
1930年創業、浅草の書道用具専門店「宝研堂」4代目の青栁貴史さんは、父に作硯を師事。
過去には紫式部、夏目漱石の硯の修復・再現や、子どもたちに書道を広めるための絵本の出版など、毛筆文化を広めるための活動にも心血を注ぐ日本唯一の「製硯師」です。
そんな青栁さんのもとに愛さんが訪れ、硯づくりの現場を拝見させて頂きました。
硬い石を彫る作業では、肩にノミを当て、全身の力を使って削り出します。
その負担は大きく、肩や膝の腱を損傷するほどのケガを負うこともあるそうです。
そして、石が一番美しい状態の時に彫るのを止める。
その「見極め」こそが匠の極意!
さらに、青栁さん制作の硯を使って愛さんが「書」に挑戦!
和紙に広がる墨のにじみや揺らぎは、日本では「偶然の美」として、古くから大切に受け継がれてきました。
果たして、その出来栄えは!?
硯の文化を広めたいという青栁さんの活動にも密着。
徳島県で子どもたちが硯の石を川で拾い、その石で文字を書くフィールドワークを開催。
子どもたちの書いた文字に青栁さんも感激。
そして、紫式部や夏目漱石が使った硯を再現してきた青栁さんが、今度は弘法大師・空海が
作ったと言われる硯の再現に挑んでいます。
その様子も特別に公開します。




1930年創業、浅草の書道用具専門店「宝研堂」4代目。
16歳から父に作硯を師事し、日本・中国各地の石材を用いて、
各時代の様式に則った硯を製作。
さらに修理・改刻・文化財の復元・復刻製作に従事する日本唯一の製硯師。
過去には紫式部、夏目漱石の硯の修復・再現、モンベルと共同開発した野筆、
月の石を使った硯の製作、子どもたちに書道を広めるための絵本の出版など、
毛筆文化を広めるための活動にも心血を注いでいる。
硯②
2026年3月11日放送
今回は先週に引き続き硯。
古来中国では、硯は「剣や宝石にも勝る権威の象徴」と言われていました。
その製作から修理・復元までを一手に担う、日本唯一の製硯師・青栁貴史さん。
これまでに紫式部や夏目漱石が使った硯を再現してきました。
そんな青栁さんが今、取り組んでいるのが弘法大師・空海が作ったと言われる硯の再現!
実は日本では、もともと「陶器の硯」が使われ、中国から伝わった「石の硯」が、いつ頃から使用され始めたのかは、はっきりとは分かっていません。
そうした中、高知大学・海洋コア国際研究所客員助教の中山健さんが、西暦806年、空海が遣唐使として中国から帰国した際に、「石の硯の技術」を持ち帰ったという伝聞資料を発見!
空海は帰国後、「高知県の室戸」で修行したと伝えられています。
さらに空海が修行した室戸に江戸時代まで「硯が浦」と呼ばれていた海岸を発見!
そこで、空海が実際に「硯が浦」の石で硯を作れたのか検証するため、青栁さんに硯作りを依頼しました。
まず青栁さんがプロトタイプを作り、その後、技術伝承のために、弟子である杉浦製筆所の杉浦航平さんと共に製作を進めます。
そしてついに、空海が日本に伝えた可能性があるという、室戸の石で作った硯が完成!
果たして、その姿とは!?



